小型で持ち運びできる速度違反自動取り締まり装置(オービス)

長野県警は、小型で持ち運びできる速度違反自動取り締まり装置(オービス)を初めて導入運用を始めました。

道幅の狭い通学路や違反車両を誘導して停止させるスペースのない場所でも取り締まりができるようになり事故抑止に期待を寄せています。

新たに約一千万円で導入したオービス1台はレーザーで速度違反を感知し内蔵カメラで違反車両と運転手を撮影します。

高速道路などに設置されるオービスと同じように、画像を基に違反者の手続きを進めます。

高さ50センチ、幅26センチ、奥行き40センチの箱型です。

畳一畳分ほどのスペースがあれば設置でき、取り締まりのできる場所が広がります。

午前7時ごろから、二月に小学二年の男児(8つ)が乗用車にはねられ死亡する事故があった佐久市で45分間設置しました。

取り締まりをしたのは道幅五メートルの通学路。


朝夕は国道の抜け道として多くの車が行き交う道路です。

近所の男性は「制限速度(の時速三十キロ)を守る車は少なく、普段から危ないと感じていた。取り締まりの効果を期待している」と話してくれました。

幅5.5メートル以下の生活道路で起きた事故は昨年に1556件あり、事故全体の19.6%を占めています。

長野県警交通指導課の大野宗彦課長補佐は「事故防止の一定の効果が得られると考えている。取り締まりの件数を増やすことだけが目的ではなく、一人一人が自主的に速度を落として運転をしてもらいたい」と話しています。

このオービスは岐阜や富山、埼玉など少なくとも七県が既に導入しています。

長野県警は生活道路だけでなく、木曽町の国道19号など幹線道路でも活用するという事です。

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