滑川のネブタ流し

ネブタ流しが和田の浜(滑川市中川原海岸)で行われました。

夕焼けの海上で燃える12基の大松明に向かい、住民や観光客が無病息災を祈りました。

松明は木の台の上に高さ5~6メートルの藁の束を組んで作られています。

今年は中川原、常盤町1、2区、吾妻町の各町内会、滑川青年会議所、東地区公民館、市役所、寺家小のほか、早月加積地区公民館からも1基が加わり、磯に浮かびました。

上田昌孝市長があいさつし、最初の1基に点火した後、一斉に燃やされ、若者らが周りで火柱を揺らしました。

寺家小の児童や早月中の生徒も海に入りました。

ネブタは眠気の「ネムタ」を指すと言われ、行事には新年からの疲労や穢れを払い、虫送りや迎え盆の要素も入り交じるとされています。

富山県内では黒部市中陣地区の「ニブ流し」と滑川でのみ続き、日本海側の南限とされる滑川では保存会を中心に継承されています。


滑川のネブタ流し

毎年7月31日に中川原海岸(和田の浜)で行われている民俗行事です。

大たいまつにキュウリ・ナスなどで作った人形ひとがたを飾り付け、これを筏の上に乗せて海に運び入れて点火します。

労働の妨げとなる眠気を流して収穫の秋に備えることが目的とされており、滑川のネブタ流しの特色は火と水とで祓が行われていることにあります。

また、ネブタ流しが行われる7月31日は、旧暦6月30日にあたり、この日に行われる夏越なごしの祓はらえの影響を受けています。

滑川のネブタ流しは、この種の行事としては日本海側南限で地域的な特色を持つことから、平成11年に国指定重要無形文化財に指定されました。

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