トウモロコシのでんぷんが主原料の新素材の皿

山形大大学院理工学研究科の西岡昭博教授(機能高分子工学)が宮城県産業技術総合センターなどと開発した、トウモロコシのでんぷんが主原料の新素材の皿が、イタリア・ミラノで開催中の国際博覧会(万博)日本館のイベントで料理の試食用に使われます。

新素材は、石油の使用と焼却時の二酸化炭素(CO2)排出量の削減をテーマに開発。

紙製より耐水性に優れ、プラスチック同様に自在に成形加工できます。

大量生産によって価格はプラスチックと同程度とすることが可能ということです。


共同開発は2010年に開始し、西岡昭博教授はでんぷんとプラスチックなど原料の配合割合の研究を担当。

改良を重ね、成形加工に最適な原料の粘度を導き出しました。

参画したプラスチック総合メーカーのコバヤシは「レジームST」の商品名で菓子の容器などとして販売しています。


今後はイベントやアウトドア用の紙皿に代わる商品として売り込む考えです。

容器が使われるミラノ万博のイベントは「東北×イタリア 食と文化のマリアージュ」で、宮城、岩手両県と石巻市、東北経済連合会による共同出展。

西岡昭博教授は「研究が東日本大震災からの復興のアピールに役立てばうれしい」と話しています。

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