飲酒運転で車没収 ベトナム

ベトナムの国家交通安全委員会は、飲酒運転に対する取り締まりの強化を目的として、高額な罰金や運転免許の取り下げ、車両の没収などを含む厳しい処分規定を首相に提案しました。

自動車の飲酒運転に対する処分は下記の通り。

・アルコールの血中濃度が0.5mg/ml未満、または呼気中濃度が0.25mg/L未満

800万~1500万VND(約4万5000~8万5000円)の罰金処分+6か月間の運転免許取り下げ

・アルコールの血中濃度が0.5~0.8mg/ml未満、または呼気中濃度が0.25~0.4mg/L未満

1500万~2000万VND(約8万5000~11万3000円)の罰金処分+1年間の運転免許取り下げ

・アルコールの血中濃度が0.8mg/ml以上、または呼気中濃度が0.4mg/L以上

車両没収+2年間の運転免許取り下げ(新たに運転免許証を取得するには、再受験が必要)

また、バイクや電動バイクなどの飲酒運転の場合、アルコールの血中濃度0.5~0.8mg/ml、または呼気中濃度0.25~0.4mg/Lを超えると、400万~500万VND(約2万2600~2万8000円)の罰金に加えて1年間の運転免許取り下げの処分が適用されます。

このほか、新たに運転免許証を取得するには再受験が必要となります。


車両没収処分については、国民から反発の意見が多く上がっていますが、国家交通安全委員会の責任者は「これは国民の命を守るために必要な措置。日本では、飲酒運転(酒酔い運転)した場合、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科される対象となる」と強い態度を示しています。

国家交通安全委員会が厳しい処分規定を提案する背景には、旧正月のテト期間中に発生した交通事故件数が例年と比べて急増しており、飲酒運転が大きな要因の1つと見られていることがあります。

承認されれば、2015年3月15日から施行される見通しです。

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