おがくずがパンやドーナツに
静岡理工科大学の志村史夫教授らは、スギやヒノキの丸太の製材で出るおがくずを食用パウダーに加工する方法を確立し特許出願したと発表しました。
パウダーを練り込んで試作したパン、ドーナツを披露しました。
製材を手掛ける天竜T・S・ドライシステム協同組合が天然乾燥させた天竜産スギ、ヒノキのおがくずを提供。
雑穀料理の店つぶ食いしもとがパウダー化に協力。
食材を押しつぶして細かくする専用の調理器具マッシャーやふるいを使い小麦粉ほどの細かさにする方法を確立しました。
ドーナツ、パンの試作を担当した、つぶ食いしもとの石本静子さんは「うちで出している粟などの雑穀と似た感じで、食材として使うのに違和感はなかった」と話しています。
試作では、スギとヒノキのパウダーを生地全体の約三割とたっぷり練り込み焼き上げました。
パンをかむとスギやヒノキの精油成分が口に広がり森林の香りで満たされます。
味は特にないそうです。
志村史夫教授は「パウダーは素朴な木の香りが魅力。これまで捨てていたおがくずが食べられるとなれば、山奥の廃校がパン、パスタの工場に変わっていったり、林業の振興の一助にもなるかもしれない」と話しています。
これからパウダーを有料で提供できるよう保健所にも許可申請するほか、スパゲティ、そばなど試作の対象を広げる予定だそうです。
パウダーを練り込んで試作したパン、ドーナツを披露しました。
製材を手掛ける天竜T・S・ドライシステム協同組合が天然乾燥させた天竜産スギ、ヒノキのおがくずを提供。
雑穀料理の店つぶ食いしもとがパウダー化に協力。
食材を押しつぶして細かくする専用の調理器具マッシャーやふるいを使い小麦粉ほどの細かさにする方法を確立しました。
ドーナツ、パンの試作を担当した、つぶ食いしもとの石本静子さんは「うちで出している粟などの雑穀と似た感じで、食材として使うのに違和感はなかった」と話しています。
試作では、スギとヒノキのパウダーを生地全体の約三割とたっぷり練り込み焼き上げました。
パンをかむとスギやヒノキの精油成分が口に広がり森林の香りで満たされます。
味は特にないそうです。
志村史夫教授は「パウダーは素朴な木の香りが魅力。これまで捨てていたおがくずが食べられるとなれば、山奥の廃校がパン、パスタの工場に変わっていったり、林業の振興の一助にもなるかもしれない」と話しています。
これからパウダーを有料で提供できるよう保健所にも許可申請するほか、スパゲティ、そばなど試作の対象を広げる予定だそうです。