ゾーン30 フィッシュボーンスラローム

生活道路で車から歩行者や自転車を守るため区域を指定して最高速を30キロに制限する交通規制ゾーン30が松阪市中心部の松坂城周辺で始まりました。

警察庁が全国で導入を目指しており、三重県内では桑名市などに続き、四例目。

観光客や登下校する子どもの安全を確保する狙いがあります。

ゾーン30は、三重県公安委員会が指定した規制区域。

違反すると取り締まりの対象になります。

松阪市では、松坂城周辺の46ヘクタールを規制区域に指定。

区域内には、第一保育園や第一小学校、殿町中学校、松阪工業高校があり、通学路になっているほか、観光客も。

松阪署によると、周囲の県道や主要市道への抜け道になっており、道幅が細いにもかかわらず、速度を出すドライバーが多いそうです。



規制標識を17カ所に設置し、路面標示(縦約2,5メートル、横約2メートル)を19カ所に描きました。

13の路面標示は、松阪出身の本居宣長にちなみ、駅鈴をモチーフにした松阪独自のデザインにしました。

色は緑色が一般的ですが、歴史、文化が色濃く残る地域性を考慮し、落ち着いた印象のオレンジ色にしました。


また区域内の道路の路肩に立つ電柱の回りは、魚の骨のような路面標示フィッシュボーン・スラロームにし道路が蛇行しているよう見せています。

車のスピードを減速させる狙いがあります。


地元の松阪中央住民協議会などの「歩いて楽しい道づくり実行委員会」が中心となり、松阪市と松阪署と連携し、昨年三月から計画を進めてきました。

標識の撤去・設置費用の約150万円は三重県警が、路面標示の約160万円は松阪市が負担しました。

8月上旬から工事を始め、9月9日に完成しました。


記念式典には、関係者約100人が出席。

歩いて楽しい道づくり実行委員会の山川良樹委員長は「少しでも事故を減らし、安全、安心なまちになれば」と、山中光茂松阪市長は「ゾーン30は他の住民協議会のモデル事業。これを一つの基軸に観光文化の再生を図りたい」と話しています。

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