小水力発電25727kW4万世帯分

小水力発電に利用できる農業用水路が長野県内に164カ所あることが長野県の調査で分かりました。

全て稼働した場合、推定出力は25727キロワットで約4万世帯分の電力をまかなえます。(1世帯当たり月平均電力量を約300kWhとした場合)

長野県は、結果を用水路の管理者に示し、普及拡大を進めます。

調査は、主要な農業用水路約700キロで実施。

水量や落差から発電出力を算定し、10キロワット以上の発電が見込まれる地点を集計。

長野県内は、高低差のある地形と豊富な水量があるため、小水力発電に適しているとされています。

環境省の2010年の調査では、長野県内の小水力発電の潜在力は全国一位で、農業用水路を利用した小水力発電に限っても、7位と上位に位置しています。

長野県によると、近年、農業用水路の老朽化や農家の減少により用水路の維持管理費用の負担が増しています。

長野県は、小水力発電を導入すれば、市町村や土地改良区といった施設管理者が売電収入を管理費用に充てることができ、健全な運営につながると期待しています。

小水力発電をめぐっては、これまでどういう場所で採算の取れる発電ができるのか知られておらず、普及の妨げとなってきました。

長野県は、今回の調査結果を基に、農業用水路を管理する市町村などへ働き掛けを強める考えです。

長野県は、農業用水路を利用した小水力発電を2010年の180キロワットから、2017年までに2200キロワットに増やす目標を掲げています。

今後は、施設管理者向けの個別相談を実施したり、専門家を派遣したりして普及を進めます。








小水力発電は、自然エネルギーを活用した新たな電力源の一つとして注目されています。

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