大福梅土用干し 北野天満宮

北野天満宮で正月の縁起物、大福梅土用干しが始まりました。

厳しい暑さの中、巫女さんが梅の実をむしろの上に並べると、境内にさわやかな香りが広がりました。

6月に境内で収穫、塩漬けにした約2.5トン。

カラカラになるまで1カ月ほど天日干しにし、塩をまぶして11月下旬まで貯蔵します。

本殿前の中庭では、職員らが額に汗を浮かべながら、柔らかい梅の実を一つずつ重ならないように並べました。

参拝者らは甘酸っぱい香りを楽しみつつ作業に見入っていました。


大福梅土用干し

正月の縁起ものとして事始め(12月13日)から授与される「大福梅」調製用の梅の実を、梅雨明けをうけて7月9日から神職・巫女総がかりで土用干します。

梅とゆかり深い北野天満宮には、境内一円に約50種、1500本の梅の木があり京都随一の梅の名所として2~3月は観梅者で大変な賑わいを見せます。

去る6月7日より境内で採取し、塩漬された約2.5トンの梅の実をこの日、樽から取り出し、すのこの上にむしろを敷き、その上に並べて約4週間かけてカラカラになるまで干し上げます。

干し上がった梅の実は、再び塩をまぶして樽に11月下旬まで貯蔵した後、裏白を添えて奉書紙で包み12月13日の事始めの日から12月25日の終い天神の頃まで、全国からの多数の参拝者に授与されます。

この起源は、村上天皇の天暦5年(951) 疫病流行の折、「天皇御脳にかかり給いしがこの茶を服し給えば御脳たち所に平癒す。これより王服と称して毎年元旦にこの茶を服し給い、萬民これを倣い年中の疫病邪気を除き長寿幸福を得るなり。」と伝えられ、「大福」と書くのは、吉字をあてたものです。

元旦の朝、新年の招福息災の祈りをこめ白湯にいれて戴くもので祝膳に欠かせぬものとして喜ばれています。

大福梅 初穂料 1袋(約6粒入り) 500円

12月13日(事始め)から社頭にて授与



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北野天満宮

住所 〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町

電話 075-461-0005

FAX 075-461-6556

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