勝間田焼

平安末期から鎌倉期にかけ、岡山県勝央町一帯で生産された焼き物「勝間田焼」の復活に陶芸家4人が挑んでいます。

昨年末から下準備のまき割りを続け備前焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)伊勢崎淳さんから激励も受けました。

今後「幻の陶器」の焼成法の調査、試し焼きなどを進める計画で「将来、地域の売り物として定着させたい」とメンバーは夢を膨らませています。

勝間田焼は、約900年前、勝央町の勝間田盆地一帯で生産が始まり、100〜200年ほど作られたとされています。

最盛期には、美作や山陰地方に製品が流通し、備前地方の備前焼、備中地方の亀山焼とともに繁栄しましたが、鎌倉時代に消滅。

4人は、竹内眞介さん、矢野清和さん、奥田福泰さん、宮崎薫さん。

矢野清和さんが、かつて隆盛した勝間田焼の再興話を持ち掛け、他の3人が「地域活性化の核にしよう」と賛同。

作業拠点は、使われていない穴窯があるおかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ(地図)。

昨年12月から焼成時に備え、材木業者などから不用材約3トンを集めて回り、まき割り機で切り分け作業を行ってきました。

人間国宝の伊勢崎淳さんからは「復活は意義深い。地道に活動を」と言葉を掛けられました。

近く、傷んだ穴窯の修復を開始。


さらに、勝間田焼の制作過程を記した町教委の資料を参考に、適した粘土や焼き方などを調べ、窯入れを目指します。

竹内眞介さんは「幻の陶器を現代によみがえらせたい」

矢野清和さんは「陶芸経験は問わない。歴史ロマンある取り組みを多くの人と共有したい」と活動メンバーを募集しています。

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