やまもと子どもも大人もみんなで遊び隊マコモ

東日本大震災の津波で浸水した宮城県山元町花釜地区の水田で、住民グループがイネ科のマコモの試験栽培に取り組んでいます。

10月中旬には、52本を初収穫しました。

健康食材として注目されており、関係者は「来年は栽培を拡大し、町の新しい特産品に育てたい」と意気込んでいます。

グループは、やまもと子どもも大人もみんなで遊び隊。

今年5月、除塩を終えて営農を再開した被災農地のうち約0.2アールを借り、新潟県から取り寄せた20株を植えました。

収穫した52本は、重さ約100~500グラムに成長していました。

やまもと子どもも大人もみんなで遊び隊事務局長の渡辺修次さんは「手をかけなくても順調に育った。水田の空いている場所で簡単に栽培できると分かった」と成果を語ってくれました。


渡辺修次さんによると、農地の所有者は、10年ほど前から町内でただ一人、マコモを栽培していたということです。

津波で農地は全滅してしまいましたが、渡辺修次さんらは「あの味が忘れられない」と栽培を引き継ぎました。

マコモは、くせがなくシャキシャキとした食感が特長。

食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、中華料理や漬物、天ぷらなどに合います。

来年は、所有者から約10アールを借りて栽培規模を拡大させる予定です。

渡辺修次さんは「復興を目指す町の特産品としてアピールしていく。販売ルートに乗るまで生産量を増やしたい」と話してくれました。

今年の収穫は11月上旬まで続きます。

坂元公民館で希望者に無料配布しています。

連絡先は、渡辺修次さん、0223(36)8312。

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