参宮みやげ神宮に寄せる思い せんぐう館

せんぐう館(三重県伊勢市、伊勢神宮外宮)では、神宮参拝者への土産や記念品を集めた企画展「参宮みやげ 神宮に寄せる思い」が開かれています。

土産品の展示を通し、参宮に込められた思いと、多彩な技法を施した伊勢の工芸の職人技を紹介しています。

茶わんやとっくり、重箱など日常用品を中心に、明治から昭和二十年代にかけて伊勢周辺で作られた参宮土産など二十四点を展示しています。

参宮街道沿いで、長旅に疲れた客にお茶を振る舞う際に使われた「岩戸茶碗」には、神宮の杉木立と富士山が描かれています。

カエルをかたどり、朝熊ツゲを精緻に彫った「伊勢根付」には、参拝者が無事に帰ることができるようにとの願いが込められています。



紙を、皮革に似た風合いに加工した「擬革紙」で作られた軽くて丈夫なたばこ入れは、参宮土産の代表だったということです。

そのほか、宇治橋の橋脚古材で作られた木彫の茶筒、昭和天皇即位を記念した伊勢春慶の箱などの記念品も並んでいます。


参宮みやげ-神宮に寄せる思い

期間 平成25年9月25日(水)~12月23日(月)

場所 第8展示室


内容

参宮の土産や遷宮の記念品は、全国からの参拝者と神宮を結び付けてきた祈りと願いの証です

それらの作品には伊勢の人々の不断の努力に培われた技が見られます。

本企画展では参宮土産や遷宮記念品に携わった人物を取り上げて、遷宮の諸祭と参宮の歴史、職人の技を紹介します。

主な展示資料

松が枝御絵付茶碗:北白川房子祭主画・今村仙風造(おいせ窯)

神宮水碗形神杉絵茶碗:三室戸和光大宮司和歌・竹内栖鳳下絵・森下杢二造(五十鈴焼)

宇治橋擬宝珠香合:高倉篤麿大宮司識・坂口晴風刻

神宮古印型釣瓶花入:清水石仙造(二見焼)

岩戸茶碗:神山一三造(神路山焼)

草履蛙:鈴木正直刻(伊勢根付)

イジイジ塗桑名盆:山本翠松作

擬革紙煙草入:堀木茂作


式年遷宮記念 せんぐう館

〒516-0042 三重県伊勢市豊川町前野126-1

TEL 0596-22-6263

FAX 0596-22-6264

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