白石市 隠れ家レストラン こもれび
東日本大震災の津波で被災し宮城県亘理町から白石市に移住した元高校教師の高橋洋光さん一家が4月、蔵王連峰の麓にある市内の自宅を改装し、レストランを開業しました。
「震災直後は今の姿を想像できなかった」と振り返る高橋洋光さん。
苦境を乗り越え、第二の人生を踏み出しました。
亘理町荒浜にあった以前の自宅は、津波が1階天井まで押し寄せ、流れ着いた近所の家や木で全壊。
一家4人は無事でしたが、10年近く丹精込めて育ててきた約100株のバラも根こそぎ流され、「頭が真っ白で声も出なかった」と。
亘理高勤務が縁で、温かく住みやすい亘理町が気に入り、定年後の2001年6月、退職金をはたいて移り住んだ「ついのすみか」でした。
庭のバラは、近所の評判となり、憩いの場として来客が絶えませんでした。
レストランを始めたのは、かつて亘理の家に集まっていた友人たちから高橋さんの人柄や奥さんの手料理の味を買われ、何度も開店を勧められたのがきっかけ。
昨年春には、非常勤講師の仕事を終え、「仕事があるうちが幸せ」と一念発起。
1階和室の2部屋を改装し、昨年11月のプレオープンを経て開店にこぎ着けました。
主なメニューは、地元の食材をふんだんに使ったランチセット4種類。
テーブルや座いすなどは津波をかぶった思い出の品々を再利用しました。
夫婦で切り盛りしています。
木々に囲まれた南蔵王の山麓にあることから、店名は「隠れ家レストランこもれび」としました。
看板代わりにと、大好きなバラを再び植え始めました。
高橋洋光さんは「お客さんと話すのが生きがい。アットホームな雰囲気のお店にしたい」と意気込んでいます。
隠れ家レストラン「こもれび」
〒989-0731 宮城県白石市福岡深谷字二ノ萱177-11
TEL・FAX 0224-24-8221
隠れ家レストラン「こもれび」 オーナー 高橋洋光
「震災直後は今の姿を想像できなかった」と振り返る高橋洋光さん。
苦境を乗り越え、第二の人生を踏み出しました。
亘理町荒浜にあった以前の自宅は、津波が1階天井まで押し寄せ、流れ着いた近所の家や木で全壊。
一家4人は無事でしたが、10年近く丹精込めて育ててきた約100株のバラも根こそぎ流され、「頭が真っ白で声も出なかった」と。
亘理高勤務が縁で、温かく住みやすい亘理町が気に入り、定年後の2001年6月、退職金をはたいて移り住んだ「ついのすみか」でした。
庭のバラは、近所の評判となり、憩いの場として来客が絶えませんでした。
レストランを始めたのは、かつて亘理の家に集まっていた友人たちから高橋さんの人柄や奥さんの手料理の味を買われ、何度も開店を勧められたのがきっかけ。
昨年春には、非常勤講師の仕事を終え、「仕事があるうちが幸せ」と一念発起。
1階和室の2部屋を改装し、昨年11月のプレオープンを経て開店にこぎ着けました。
主なメニューは、地元の食材をふんだんに使ったランチセット4種類。
テーブルや座いすなどは津波をかぶった思い出の品々を再利用しました。
夫婦で切り盛りしています。
木々に囲まれた南蔵王の山麓にあることから、店名は「隠れ家レストランこもれび」としました。
看板代わりにと、大好きなバラを再び植え始めました。
高橋洋光さんは「お客さんと話すのが生きがい。アットホームな雰囲気のお店にしたい」と意気込んでいます。
隠れ家レストラン「こもれび」
〒989-0731 宮城県白石市福岡深谷字二ノ萱177-11
TEL・FAX 0224-24-8221
隠れ家レストラン「こもれび」 オーナー 高橋洋光