漆器購入補助制度 漆の香る里づくり事業

石川県輪島市は、観光客らに輪島塗を身近に感じてもらえるよう設けている飲食・宿泊業者向け漆器購入補助制度の対象を今年度、酒造業、菓子店に拡大しました。

輪島市の見込みの3倍に当た る60件の申請が寄せられ、漆の香る里づくりの仕上げの年として斬新で魅力的な利用提案約20件に絞り込んで採択します。

新たに対象となった酒造業、菓子製造業者からは、酒蔵見学会の試飲用酒器での輪島塗活用、店舗改修に合わせて設ける飲食スペースでの漆器を使った菓子提供などの案がありました。

飲食・宿泊業者からも洋食と輪島塗の組み合わせやデザイン性を重視した器の提案が多く集まりました。

輪島市内飲食店などの漆器購入を支援する漆の香る里づくり事業は2010(平成22)年度から3年計画でスタート。

輪島漆器商工業協同組合からの要望も受けて1年延長しました。

今年度は、漆器組合や石川県産業創出支援機構の商品開発に携わる専門家を交えて審査会を開き、デザインや斬新さ、PR効果、将来性などの観点から今月中に補助対象とする約20件を決めます。


器、道具類の場合は、200万円を上限に購入費の75%まで。

備品類・室内装飾は、100万円を上限に50%まで補助されます。

輪島市では、当初予算に約20件分に当たる事業費3千万円を計上していました。

今回対象となる約20件は、秋にも各店でお目見えします。

輪島市では「本格的な漆器でのおもてなし環境を整える総仕上げの年」(漆器商工課)に位置付け、業界から要望があれば補正予算対応で支援拡大を検討します。

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