寒暖差アレルギー 血管運動性鼻炎

例年になく日ごとの寒暖差が大きい日が続く山形県内で、いわゆる「寒暖差アレルギー」の症状を訴える人が出ています。

寒かったと思えば急に暑くなったりする気候に体が対応できず、発症するそうです。

熱々のラーメンを食べている時、あるいは寒い外から暖かい室内に入った時に出る鼻水。

広く捉えれば、実はこれらも寒暖差アレルギーの症状に当てはまります。

医学的な名称は「血管運動性鼻炎」。

急激な温度差によって鼻の中の神経や毛細血管が刺激され、厄介なくしゃみ、鼻水、鼻詰まりを誘発します。

症状は、アレルギー性鼻炎と全く同じ。

特定の原因物質があるわけではありません。


アレルギー患者を診察する深瀬医院(山形市)の深瀬滋院長は「世間一般には寒暖差アレルギーと称されているが、医学的にはアレルギーではない」と説明。

血管運動性鼻炎と診断されるのは、アレルギー性鼻炎の症状で受診する人の約5%で、女性の割合が高い。

花粉症などとの違いはどこにあるのでしょうか?

目が充血していたり、かゆかったり、鼻水の色が黄色だったら花粉症、または風邪が疑われます。

一方、鼻水が透明だったり、発熱がないのに鼻水が出続けるようならば、血管運動性鼻炎の可能性があります。

山形地方気象台によると、山形市は5月10日に28.8度、13日に29.1度まで気温が上がりました。

一方、9日の最低気温は4度、8日は3.4度まで下がりました。

これは5月1日の平年の最低気温(7.5度)と比べても相当低い。

日本気象協会東北支局の予報によれば、山形県内は5月19日からの1週間も寒暖差の大きい日が続き、最高と最低気温の差は10~15度前後で推移する見通し。

予防策として、深瀬院長は「発作の誘因を避けるには規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動」とし、冷水や乾布摩擦などで皮膚を鍛えて「自律神経の安定化を図ることも有効」と話しています。

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