津波で犠牲になった母親へのメッセージ・保存決定!

岩手県陸前高田市は23日、東日本大震災の津波で犠牲になった母親へのメッセージが書かれた市中央公民館の壁について、一部を切り出して保存することを決めました。

中央公民館自体は取り壊されます。

9月上旬に作業を始め、2週間ほどで完了させる予定です。

市は取り出した壁を廃校となっている市内の旧生出小校舎に一時保管し、今後の展示の在り方などを検討します。

市によると、工事費は約220万円。

メッセージ部分の保護のため表面塗装を施した後、縦1メートル50センチ、横1メートル5センチ、厚さ15センチの大きさで切り取ります。

保存する壁の重さは約560キロ。

戸羽太市長は「震災について何かを伝えるためには、壁が有効に活用できると判断した」と理由を述べました。


メッセージは、中央公民館職員だった小松博子さん=当時(58)=に宛てて、小松さんの長女鈴木美和さん(32)=一関市=と三女小松佳菜さん(24)=盛岡市=の姉妹が4月下旬に書きました。

壁の保存が決まったことについて、佳菜さんは「残すなら建物ごと残してほしかったので複雑な気持ちだ。壁だけでは津波の恐ろしさが後世の人に伝わらないのではないか」と話しました。

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