防災ラジオの本格的な導入を検討・和歌山県すさみ町
屋外スピーカーによる防災行政無線の放送内容が聞き取りにくいという住民からの指摘に応えるために和歌山県すさみ町は、防災ラジオの本格的な導入を検討しています。
4月から試験放送を流して地域ごとに町の防災放送がうまく受信できるかどうか調べています。
これまでのところ結果は良好としており、早ければ9月議会にも予算案を提案する見通しです。
すさみ町は、険しい山に囲まれた集落が多く屋外スピーカーの防災行政無線だと音声が反射して聞き取りにくいといった苦情が寄せられているそうです。
台風接近時などは雨戸を閉め切るため、よけいに聞き取りにくいということです。
防災ラジオは、町の防災放送を屋内で聞くことができる上AM・FM放送が受信できる携帯ラジオとしても使えます。
防災放送は町が発信し、町役場にある親局からの電波か中継局(すさみ上戸川)からの電波が受信できます。
ただ、親局と中継局とでは使っている周波数が異なるために地域ごとにどちらが良好に受信できるか調べる必要があります。
そこで親局からの試験放送が受信できる防災ラジオと中継局からの放送が受信できるラジオの2台を4月から各地の一部家庭に順次持ち込み受信具合を調べています。
調査は近く終了します。
すさみ町では、屋外スピーカーによる防災行政無線を聞き取ることができない地域や世帯にこれまで戸別受信機を順次設置してきました。
現在、約540世帯に上っています。
すさみ町総務課によると防災ラジオの価格は1万円前後で戸別受信機に比べると5分の1以下とコスト的にも有利。
岩田勉すさみ町長は「できれば戸別受信機を設置していない世帯の全て(約1860世帯)に防災ラジオを導入したい。いまのところ費用の一部を利用者に負担していただくことも考えている。その場合、低所得者の負担軽減策を検討したい」と話しています。
屋外スピーカーはこれまで通り併用します。
県総合防災課によると県内では美浜町、湯浅町、みなべ町、那智勝浦町が本格的に防災ラジオを導入しています。
湯浅町と美浜町は防災ラジオのみ、みなべ町と那智勝浦町は戸別受信機と防災ラジオを併用しています。
4月から試験放送を流して地域ごとに町の防災放送がうまく受信できるかどうか調べています。
これまでのところ結果は良好としており、早ければ9月議会にも予算案を提案する見通しです。
すさみ町は、険しい山に囲まれた集落が多く屋外スピーカーの防災行政無線だと音声が反射して聞き取りにくいといった苦情が寄せられているそうです。
台風接近時などは雨戸を閉め切るため、よけいに聞き取りにくいということです。
防災ラジオは、町の防災放送を屋内で聞くことができる上AM・FM放送が受信できる携帯ラジオとしても使えます。
防災放送は町が発信し、町役場にある親局からの電波か中継局(すさみ上戸川)からの電波が受信できます。
ただ、親局と中継局とでは使っている周波数が異なるために地域ごとにどちらが良好に受信できるか調べる必要があります。
そこで親局からの試験放送が受信できる防災ラジオと中継局からの放送が受信できるラジオの2台を4月から各地の一部家庭に順次持ち込み受信具合を調べています。
調査は近く終了します。
すさみ町では、屋外スピーカーによる防災行政無線を聞き取ることができない地域や世帯にこれまで戸別受信機を順次設置してきました。
現在、約540世帯に上っています。
すさみ町総務課によると防災ラジオの価格は1万円前後で戸別受信機に比べると5分の1以下とコスト的にも有利。
岩田勉すさみ町長は「できれば戸別受信機を設置していない世帯の全て(約1860世帯)に防災ラジオを導入したい。いまのところ費用の一部を利用者に負担していただくことも考えている。その場合、低所得者の負担軽減策を検討したい」と話しています。
屋外スピーカーはこれまで通り併用します。
県総合防災課によると県内では美浜町、湯浅町、みなべ町、那智勝浦町が本格的に防災ラジオを導入しています。
湯浅町と美浜町は防災ラジオのみ、みなべ町と那智勝浦町は戸別受信機と防災ラジオを併用しています。