太陽光で充電!自動車運搬船エメラルド・エース

商船三井と三菱重工業、パナソニックは、神戸市の三菱重工神戸造船所で甲板に768枚の太陽光発電パネルを設置した最新鋭の自動車運搬船「エメラルド・エース」を報道陣に公開しました。
航海中に船内に備えたリチウムイオン電池に電気を蓄えて停泊中の空調や照明などに使われます。

太陽光パネルは出力約160キロワットで一般家庭の約50戸分に相当。

リチウムイオン電池には電気自動車約100台分に当たる約2・2メガワット時の電力量を蓄えられます。

従来の船では停泊中に動かす必要があったディーゼル発電機を完全に停止することができるそうです。

29日に完成し、国内から欧州に自動車を運搬します。

全長が約200メートル、全幅が約32メートルで、小型車約6400台を運搬可能です。

海運大手の商船三井(東京)が発注し三菱重工とパナソニックグループエナジー社(大阪)が共同開発しました。



二酸化炭素(CO2)の排出を抑えることができ「環境対策の一つの答え」と商船三井の担当者。

塗装などを仕上げ、29日に出航します。

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