大好きなおかあさん、天国で私たち家族を見守ってね

東日本大震災の津波で全壊した岩手県陸前高田市中央公民館の壁に震災で犠牲になったとみられる母親に宛てた書き込みが見つかりました。

陸前高田市中央公民館は市の方針で解体されることになっていますが震災の歴史や教訓を未来に伝える遺構として書き込みが残された壁の保存を求める声が出ています。

書き込みは二つあり、ともに母親へのメッセージ。

黒のペンで「大好きなおかあさん、天国で私たち家族を見守ってね」「みんなのことを1番に考えてくれる優しいお母さんだったね」などと書かれています。

陸前高田市中央公民館は、市指定避難所の市民体育館と棟続きで、約80人が津波で犠牲になりました。

書き込みには「体育館がとりこわされても この場所の事 絶対忘れないからね」とあり、母親はここで亡くなったとみられます。

関係者によると、4月下旬にはなかったといい、それ以降に書かれたらしいです。


公民館関係者は、陸前高田市で定期的に文化財保護の支援に取り組む国立科学博物館の真鍋真・研究主幹に何とか保存できないか相談。

真鍋さんは、「震災で同じ境遇にあった親子は多くいる。何十年もたった後、震災の記憶を伝えるモニュメントの一つになるはず」と強調。

「せめて壁だけでも残せないだろうか」と訴えました。

津波に襲われ、今も建物だけが残る市役所や市民体育館などは7月から順次解体される予定。

その中には、中央公民館も含まれています。

真鍋さんは壁の保存を求める嘆願書を有志で集めて陸前高田市などに提出することを計画。

陸前高田市は「公民館は解体することになるが、壁だけを残せるかどうかは何とも言えない」と話しています。




保存が決定しました。

くわしくは、こちらをご覧ください。

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