中迫申吏、全日本ロードレース選手権初挑戦

鹿児島県曽於市大隅町大谷の中迫申吏さんが大分県日田市のオートポリスインターナショナルレーシングコースで26、27日に行われるバイクレースの最高峰「全日本ロードレース選手権(第4戦)」に初挑戦します。

強豪が集うこのレースに専念するため、8年間務めた会社を4月に辞めて背水の陣で臨みます。

「集大成のレース。全力で駆け抜ける」と練習に熱が入っています。

福山高校(霧島市)卒業後、進学した大阪の専門学校近くのレース場に通ったのがレーサーになったきっかけ。

2008年に国内ライセンスを取得し、10年に福岡市のレースチームに所属してから一気に力をつけてきました。

四十数台が参戦する全日本選手権。

20位以内に入れば、モータースポーツの聖地、鈴鹿サーキット(三重県)で10月にある第9戦に参戦できます。

狙うのはシングルフィニッシュ(9位以内)。


中迫申吏さんは「会社を辞め、お金の工面は厳しいが、人生は一度きり。夢の舞台にそう何度も立つことはできない。どれだけ走れるか証明できる機会は全日本しかない」と闘志を燃やしています。

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