気仙沼に津波記憶石。岩手、宮城、福島で命の復幸計画

東日本大震災の津波の恐ろしさや教訓を未来に伝える石碑「津波記憶石」が宮城県気仙沼市本吉町小泉の駐車場に建立され16日に除幕式が開かれます。

全国約300の墓石業者でつくる「全国優良石材店の会」(東京、全優石)の取り組みの一環で宮城県内での設置は初めて。

小泉地区の住民は「避難の大切さを伝えたい」と話しています。

石碑は御影石製で高さ4.3メートル、幅2.8メートル、奥行き0.5メートル。

3月初め、全国優良石材店の会の関係者が気仙沼市を訪れ大きな被害を受けた小泉地区を見下ろせる小泉小駐車場に設置。

表面には「津波の教え」と大きく彫刻。

後世へのメッセージとして「『地震があったら津波がくる』 ともかく上へ上へと逃げること。『てんでんこに逃げよ』」と記してあります。

小泉地区は、津波で全世帯の6割が全半壊し死者・行方不明者は40人。

除幕式を主催する小泉地区振興会連絡協議会の芳賀勝司会長も自宅が全壊し母を亡くしました。

芳賀勝司会長は「すぐに避難することが一番大切。将来に語り継いでいきたい」と話しています。


全国優良石材店の会は、震災の記憶を残すため被災した岩手、宮城、福島3県の計500カ所に石碑を建立する「命の復幸計画」に取り組んでいます。

昨年12月に第1号として釜石市の根浜海岸に設置しました。

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