大型ヤマメ確認 永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会

ヤマメの放流やサクラマスの産卵場所づくりなどに取り組む福井県永平寺町の住民グループ「永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会」が上流域の生物資源を保護する活動に乗り出しました。

永平寺川で10月ヤマメとみられる50センチを超す大型魚が見つかった一方、渓流魚の産卵場所が激減していることを確認。

九頭竜川中部漁協に対し上流域で2年間の禁漁を求める嘆願書を提出しました。

大型魚は、10月下旬志比南小の上流域で永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会事務局の小林義親さんが見つけました。

福井県内の専門家に依頼し解剖したところ陸封されたまま大型化したヤマメとみられるということです。

「普通は20センチ程度なので51センチは超大型。驚いた」と話してくれました。

その後の調査で11月下旬までに40センチを超えるヤマメを死骸を含め6匹確認。

いずれも永平寺町京善から上流で護岸され、頭首工などいくつもの落差がある流域。

小林義親さんは「生息場所が段差と段差の間に封じ込められる格好。川底のブロックに身を潜め
生き延びたのでは」と。

一方で上流のヤマメやイワナの産卵場所を調べたところ2007年の5カ所が1カ所に減っていることが分かりました。

漁協が定期的に稚魚を放流していますが永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会は「禁漁期に釣り人が入っている」「小さい魚も持ち帰っている」などと指摘。

原因は乱獲とみています。

永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会は、12月14日の漁協理事会に禁漁を求める嘆願書を提出。

伊藤博夫会長らが町役場を訪れ松本文雄町長に陳情書を手渡し支援を求めました。

「上流の生物資源を2年掛けて豊かにして釣り人にはマナー向上を呼び掛けたい」考えで引き続き産卵場所や魚の生息数、生育状態など上流域の状況を調べます。


岩本日出男組合長は「規則の改正が必要なため来年3月の総会に諮ることになる。禁漁という判断は慎重を要するが、釣り人への協力依頼という形を取るなど対応を検討したい」と話しています。

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